ヒト個体におけるSOS応答理論 の創成作業では、きっかけとなる発見がありました。培養ヒト細胞の実験で、遺伝子の変異発生をヒトインターフェロンが抑制するとの知見です。インターフェロンは、血液中に存在するタンパク質であり、サイトカインの1種です。サイトカインは免疫に関わる機能も有することから、SOS応答理論を免疫機能にあてはめることが可能なようです。実際、抹消血液より採取する免疫担当リンパ球(T細胞やB細胞)で、ヒト個体へのストレス負荷直後、 SOS応答の初期過程におけるプロテアーゼの活性化が検出されます。
そこで、ヒト免疫機能に関わる検査として、リンパ球のサブセット検査を実施しました。T細胞やB細胞の種類をCDマーカーで選定し、選定細胞の存在率で、免疫能力バランスを推定することとしました。その結果、基準値外存在率の上昇値が基準値内の値へと下降する知見が、ライフセラミックス水の飲用者で見られました。したがって、今後も、免疫機能改善の効果に関しても、ライフセラミックス効能調査の研究推進させる必要があるようです。
動画 | 掲載ページ | 掲載年月日 |
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無から有を生む生命科学探究の四十五年間—ヒトのSOS応答生理機能の創成および放射能汚染調査の残照— |
生涯学習講座 | 2012.6.19 |
ライフセラミックスから学ぶ健康の泉 —放射線・生活習慣病編— ライフセラミックス処理飲用水ペットボトル |
オンライン書庫 | 2014.7.30 |