医学研究

SOS応答は、様々なストレス状態に対応する生理機能です。ストレス状態をもたらす因子(ストレッサー)には、種々の障害を与えるものが存在します。酸化反応もその1つです。
即ち、酸化ストレスは、からだを構成する物質に傷をつけ、その結果、癌化や老化をもたらすと考えられています。健康障害の大きな要因と考えられています。その酸化ストレスをもたらすものとして、環境中の放射線などがあります。さらに、常日ごろの食事により、体内において活性酸素という酸化因子が発生しています。

そこで、ヒト細胞における酸化ストレス応答に対するライフセラミックス処理水の作用を、ストレス高感受性培養ヒト細胞を用いて調べました。ストレッサーとして、過酸化水素(H2O2)を用い、ライフセラミックスが抗酸化作用を有することを検証しました。過酸化水素は、細胞内でヒドロキシラジカルという活性酸素を発生させ酸化ストレスを誘導すると考えられています。 さらに、X線も酸化ストレスを誘導することが知られていることから、 X線耐性化の可能性も探求できました。

では、実験結果ですが、培養ヒト細胞において、ライフセラミックスパウダー処理水メジウムによる培養は過酸化水素に対する細胞致死抵抗性を増大化することが示されました。一方、細胞種によっては、ライフセラミックスパウダー処理水メジウムによる培養は、X線致死抵抗性もわずかに増加させることも示唆されました。したがって、ライフセラミックスには、酸化ストレスに対する防御作用がある可能性が示唆されております。

 

動画 掲載ページ 掲載年月日

無から有を生む生命科学探究の四十五年間—ヒトのSOS応答生理機能の創成および放射能汚染調査の残照—
生涯学習講座 2012.6.19

ライフセラミックスから学ぶ健康の泉 —放射線・生活習慣病編— ライフセラミックス処理飲用水ペットボトル
オンライン書庫 2014.7.30