いわゆる健康食品の中には、一事をもって万事を制すが如き広告がなされているものがあります。例えば、体内へ吸収される可能性がない、あるいは、吸収されても代謝されて別のものへと変換されるにもかかわらず、あたかもそのままの形で体内へ入り作用すると謳われるものです。一方、体内での標的作用部位が指示されてはいますが、その作用をもってして、万病を治すが如き宣伝です。では、一体、健康食品たる資格を得るものを編み出すにはどうしたらよいのでしょう。そもそも、健康食品とは何なのでしょうか。そして、健康食品とはどうあるべきなのでしょう。
未病という表現があります。あるいは、未病を治す、というような言い回しがされています。病気には至っていないが、健康とは言えない体の状態を表わし、その状態を改善するという意味だそうです。東洋医学的発想だそうですが、人間ドッグなどにおける健康診断の検査結果を考えると、一目瞭然です。検査値が、健康と称する(あるいは、持病がないとする)人々の値に入っていない場合を考えてみるのです。基準値外の値の場合です。
血液検査における尿酸値を例にしてみます。ある検査機関での基準値が3.8〜7.0mg/dLとします。7.0mg/dLの値を超えると、尿酸が体内で結晶化していわゆる痛風という病気を発症する危険があると考えます。それでは、痛風の症状を有さない人で、そのような基準値より高値を示した場合、通常、どのような指導を受けるのでしょうか。他の合併症などもなく8.0mg/dL未満でしたら、投薬のような治療は考慮されず、食事や運動などの面からの生活指導を受けることとなります。この、生活指導を受ける状態の人や、8.0mg/dL以上の値を示しても痛風を発症していない人が、痛風に関して未病と言えるのです。なお、基準値内の値を示す人でも、尿酸の結晶化がありえなくはありません。そこで、発病を未然に防ぐためにも、未病という概念は、重要となるのです。
そこで、健康食品とは、未病状態から発病への道を遮断し、健康へと誘導するものと考えられます。あるいは、健康な人が未病や発病へ至らないように、予防上役立つ食品とも言えるのです。さて、健康食品を定義する上で、もう一点、配慮すべき事柄が出てきます。誘導することや役立つということをどのように保証するかです。出来るなら、役立つ範囲が、一つの病のみでなく、万病対策となるように近づけたいものです。さあ、どうしたらよいのでしょうか。
ライフセラミックスの場合を紹介します。実は、疾病に陥る直前まで、私たちの体は頑張っていてくれるのです。その頑張りとして考えられる生体機能を発見しております。それは『SOS応答生理機能 』です。その機能の概要は、『①ライフセラミックス効能研究を支えるSOS応答理論 』で解説されています。
株式会社ウェッジでは、千葉大学医学部 大学院 医学研究院 環境影響生化学で創成されたヒトSOS応答という生命科学理論に基づき、ライフセラミックスの効果を健康食品として位置づけられるように検証しております。
動画 | 掲載ページ | 掲載年月日 |
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