医学研究

  • プロローグ~ 命と環境を守るライフセラミックスにおける基本理念 ~ライフセラミックス健康食品の創成~

    いわゆる健康食品の中には、一事をもって万事を制すが如き広告がなされているものがあります。例えば、体内へ吸収される可能性がない、あるいは、吸収されても代謝されて別のものへと変換されるにもかかわらず、あたかもそのままの形で体内へ入り作用すると謳われるものです。一方、体内での標的作用部位が指示されてはいますが、その作用をもってして、万病を治すが如き宣伝です。では、一体、健康食品たる資格を得るものを編み出すにはどうしたらよいのでしょう。そもそも、健康食品とは何なのでしょうか。そして、健康食品とはどうあるべきなのでしょう。 未病という表現があります。あるいは、未病を治す、というような言い回しがされています。病気には至っていないが、健康とは言えない体の状態を表わし、その状態を改善するという意味だそうです。東洋医学的発想だそうですが、人間ドッグなどにおける健康診断の検査結果を考えると、一目瞭然です。検査値が、健康と称する(あるいは、持病がないとする)人々の値に入っていない場合を考えてみるのです。基準値外の値の場合です。 血液検査における尿酸値を例にしてみます。ある検査機関での基準値が3.8〜7.0mg/dLとします。7.0mg/dLの値を超えると、尿酸が体内で結晶化していわゆる痛風という病気を発症する危険があると考えます。それでは、痛風の症状を有さない人で、そのような基準値より高値を示した場合、通常、どのような指導を受けるのでしょうか。他の合併症などもなく8.0mg/dL未満でしたら、投薬のような治療は考慮されず、食事や運動などの面からの生活指導を受けることとなります。この、生活指導を受ける状態の人や、8.0mg/dL以上の値を示しても痛風を発症していない人が、痛風に関して未病と言えるのです。なお、基準値内の値を示す人でも、尿酸の結晶化がありえなくはありません。そこで、発病を未然に防ぐためにも、未病という概念は、重要となるのです。 そこで、健康食品とは、未病状態から発病への道を遮断し、健康へと誘導するものと考えられます。あるいは、健康な人が未病や発病へ至らないように、予防上役立つ食品とも言えるのです。さて、健康食品を定義する上で、もう一点、配慮すべき事柄が出てきます。誘導することや役立つということをどのように保証するかです。出来るなら、役立つ範囲が、一つの病のみでなく、万病対策となるように近づけたいものです。さあ、どうしたらよいのでしょうか。 ライフセラミックスの場合を紹介します。実は、疾病に陥る直前まで、私たちの体は頑張っていてくれるのです。その頑張りとして考えられる生体機能を発見しております。それは『SOS応答生理機能 』です。その機能の概要は、『①ライフセラミックス効能研究を支えるSOS応答理論 』で解説されています。 株式会社ウェッジでは、千葉大学医学部 大学院 医学研究院 環境影響生化学で創成されたヒトSOS応答という生命科学理論に基づき、ライフセラミックスの効果を健康食品として位置づけられるように検証しております。 動画 掲載ページ 掲載年月日 2010春 千葉大学・亥鼻キャンパス キャンパス便り 2010.5.26 蘇る風景2010 春の亥鼻山と千葉市内 【前編】 キャンパス便り 2010.7.23 蘇る風景2011 千葉・東京編・亥鼻キャンパス キャンパス便り 2012.3.21 承徳医学院との交流 国際交流 2012.8.15 留学生との懇談会 —承徳医学院 視察団の来校— 国際交流 2013.3.22 河北医科大学【1】法医系毒物学教室との日中共同研究の発展経緯および河北医科大学の風景 国際交流 2013.6.19 無から有を生む生命科学探究の四十五年間—ヒトのSOS応答生理機能の創成および放射能汚染調査の残照— 生涯学習講座 2012.6.19 ヒトSOS応答研究基盤による健康長寿素材の開発情報(2)ライフセラミックス素材について オンライン書庫 2016.6.20 学生へ伝える −無から有を生じる生命科学の面白さ! キャンパス便り 2012.4.25
  • ①ライフセラミックスの効能研究を支えるSOS応答理論 ~ライフセラミックスが遺伝子、そして命を守ると予測する理由~

    私たちのからだ(体)の中では、からだ全体の状況に対応して作動し、究極、健康の維持に関わる機能が種々働いています。その機能に関わるものを大別してみますと、神経作用、免疫作用、ホルモン作用などがあります。また、それらの機能に関わる情報を担い、必要に応じてその情報を開示させられるものとして遺伝子と呼ばれるものが、私たちの体の中に存在しています。遺伝子は、言うなれば、体の設計図です。生命活動の維持に必須な情報が刻まれている根源的物質です。したがって、遺伝子の構造が保持され、情報が適切に開示されることは大変重要なことです。そのことにより、健康の維持を保証されることとなるのです。例えば、遺伝子における異常が要因となり、癌や老化などの万病がもたらされます。そこで、遺伝子を守ることは健康長寿の秘訣と言えます。 さて、健康長寿、即ち、病におかされることなく快適な状態で長生きすることを達成するには、どのような考え方をしたらよいのでしょうか。健康長寿をおびやかす要因は、どのようなものがあるのでしょうか。その要因については、あえて、2種類に集約してみます。それは、環境と遺伝子です。前者には、放射線、有害化学物質、重力などの様々な環境因子があります。それらは、私たちの体にとって、ストレス(正確には、ストレッサーと呼びますが、本論では、ストレスとストレッサーを区別せずに使うこととします)となるのです。長生きすればするほど、環境因子によるストレスに暴露される機会は増大するのです。もしも、ストレスを量として表現できるならば、累積するストレス量は莫大となります。 では、そのようなストレスにさらされる遺伝子を守るには、どのようにしたらよいのでしょうか。からだ全体の状況に応じて即座に作用し遺伝子を守るという機能を私たちは保持しているのでしょうか。残念ながら、上述の神経・免疫・ホルモンなどでは説明することができません。ところが、近年、新たな機能を見出したのです。SOS応答と呼ぶ機能です。SOSとは、文字通り、モールス信号のSOSです。すなわち、危機管理を意味するのです。ここでの危機とは、環境ストレスなどによる遺伝子における危機です。遺伝子が傷つき情報保持に支障が生じたり、遺伝子の情報を上手に開示するメカニズムが働けなくなる危機です。すると、そのような遺伝子における異常に対処する機能が作動するのです。それがSOS応答生理機能です。 ところで、私たちのからだを構成する細胞と呼ぶ構造があります。その細胞の中に遺伝子があります。そこで、細胞中には、遺伝子の危機管理にたずさわる物質が数多く存在します。それらの物質の働きを統括するものとして、シャペロンというものがあります。では、私たちが五感により感知する環境の変化や体調の変動に対して、「遺伝子が危険な状態ですから対処をお願いします」とシャペロンへ注意をうながすものは何かです。どうやら、プロテアーゼ(タンパク質分解酵素)と呼ぶものが注意信号を出すようです。例えば、発癌をうながす物質を食べた場合、胸部X線検査で被曝した場合、運動をしたり仕事で身体を動かし、体の負担が過剰に負荷された場合、あるいは、精神的にダメージを受けた場合、などなど、いわゆるストレス状態では、プロテアーゼが注意をうながしているのです。例えば、徹夜作業をする人では、このプロテアーゼの活動が盛んです。健康維持における危機状態であることの警告を発して対応しているようです(②⑤⑦参照)。そして、プロテアーゼとシャペロン、およびサイトカインという物質との絶妙な共同作業により、遺伝子が守られ、健康状態が保証されることとなります。 では、SOS応答の機能上重要な分子の代謝に、ライフセラミックスが、実際に、関われるのでしょうか。この疑問に答える実験データがあります。ライフセラミックスが作用するとして調査した分子は、シャペロンです。シャペロンは、タンパク質ですが、種々存在します。その中のGRP94, GRP78, HSP27が、SOS応答上の重要な分子です。SOS応答の根幹とも言えるそれらのシャペロン分子の代謝に、ライフセラミックスが関わることを示唆するデータです。 即ち、ライフセラミックス処理水(還元水やセラミックボール処理水)を用い栄養成分を加えた培養液で培養したヒト細胞において、シャペロン分子類(GRP94,GRP78,HSP27)の細胞内における量が増大するのです。また、シャペロン分子と歩調を合わせて作動する分子(Annexin II)の量も増大するのです。それら増大する分子は、細胞の内外で作用し、遺伝子である化学物質のDNAにおける構造の維持機能を調節します。例えば、DNAを構成する分子である塩基の種類が通常と代わる「変異」という現象がありますが、その変異が環境中の有害因子により誘導されることを阻止するのです。このようにして、ライフセラミックスがヒト遺伝子における変異発生を抑制すると推測されることとなります。     動画 掲載ページ 掲載年月日 2010春 千葉大学・亥鼻キャンパス キャンパス便り 2010.5.26 蘇る風景2011 千葉・東京編・亥鼻キャンパス キャンパス便り 2012.3.21 承徳医学院との交流 国際交流 2012.8.15 河北医科大学【1】法医系毒物学教室との日中共同研究の発展経緯および河北医科大学の風景 国際交流 2013.6.19 無から有を生む生命科学探究の四十五年間—ヒトのSOS応答生理機能の創成および放射能汚染調査の残照— 生涯学習講座 2012.6.19 味噌に関する研究 生涯学習講座 2012.6.19
  • ②ストレス社会における健康管理に役立つライフセラミックス効能の検証

    現代社会はストレス社会であるとも言われております。実は、ストレスとは、環境という視点からもわかるように、私たちが生きていく上で常に存在しているものです。避けては通れないものです。そこで、いかにストレス状態をバランスよく保てるかが、健康長寿へと結びつくコツなのです。そして、処理しきれない過剰なストレスをなるべく少なくする能力をからだにもたらすかが、重要となります。常日頃、予期せぬストレスにも対応可能な余力を持っていたいものです。ところで、プロテアーゼ(タンパク質分解酵素)の活性を測定すると、その余力を推定できます。ただし、その測定には、血液と高価な測定器具を必要とし、測定作業も煩雑です。したがって、残念ながら、プロテアーゼの活性測定は、現実的ではありません。しかし、幸いなことに、その余力を知る簡単な方法もあるのです。唾液中のアミラーゼと呼ぶ物質の活性レベルを測定することで知るのです。アミラーゼとは、消化酵素の一種です。この酵素の活性レベルが高いと、ストレス状態のバランスが悪化していることを示唆し、低くなると、その悪化をくいとめる可能性があると理解されるのです。測定用キット器具を利用して、唾液を塗布したシールを用意すると、5〜6分で測定結果が示されます。 さて、ストレスとは一体何であるかです。ホルモン、あるいは交感と副交感の自律神経系によるバランス力という概念へと昇華されたものと言えます。ところが、その既存のストレス概念では遺伝子と環境により統括される生命力のシステムを語ることはできていないのです。1例として、ストレスと癌との関連です。ストレスは癌化の重大要因であろうと推測されているのですが、その詳細なメカニズムについては説明できていないのです。 実は、ライフセラミックスが唾液アミラーゼの活性レベルを下げることにより、ストレス状態をバランスよく管理することができそうなのです。そうすると、からだの中では、遺伝子を守るようにとSOS応答も適切に誘導されやすくなるようです。唾液アミラーゼテストの値に基づき、癌化への危険度をある程度予測できるようなのです。 SOS応答理論により、究極、癌化阻止の方策も示されつつあります(⑦参照)。 では、SOS応答と癌化との関連はどのように判明しているかです。K-rasと呼ぶ癌遺伝子があります。遺伝子とは、遺伝と称する生物現象を規定している因子という意味の概念です。その実体は化学上明らかにされ、DNAと呼ぶ構造体です。そのDNAの構成要素であり、遺伝情報の担い手である塩基類の1つが他の塩基へと変わる(変異する)と、癌化の初期過程のスイッチがオンとなるのです。そのスイッチを操作する分子類があります。いうなれば、現場担当者です。さらに、その担当者へ指令を出す分子類があるのです。スイッチをオンとすべきかオフとすべきかを決定するのです。いうなれば、スーパーバイザーです。それは、サイトカイン、プロテアーゼ、およびシャペロンと呼ばれている分子類です。このスーパーバイザーシステムこそ、種々の環境下のストレス状態に対処しつつ、遺伝子の命運を決めていると考えられます。 一方、驚くべきことに、ライフセラミックスには、酸化ストレスという重大なストレス傷害を抑える力もあるのです。酸化ストレスとは、遺伝子も含めてからだを構成する物質に傷をつけ、その結果、癌化や老化をもたらすと考えられています。健康障害の大きな要因と考えています。その酸化ストレスをもたらすものとして、環境中の放射線などがあります。さらに、常日ごろの食事により酸化ストレスの1種である活性酸素は発生しています。どうやら、ライフセラミックスが、そのような酸化ストレスに対処して抵抗する力を与えてくれるようなのです。   動画 掲載ページ 掲載年月日 承徳医学院との交流 国際交流 2012.8.15 無から有を生む生命科学探究の四十五年間—ヒトのSOS応答生理機能の創成および放射能汚染調査の残照— 生涯学習講座 2012.6.19 ヒトSOS応答研究基盤による健康長寿素材の開発情報(2)ライフセラミックス素材について オンライン書庫 2016.6.20 講演1:生体と水 〜被災者に対する健康管理の視点から〜 生涯学習講座 2011.12.6 ライフセラミックスから学ぶ健康の泉 —放射線・生活習慣病編— ライフセラミックス処理飲用水ペットボトル オンライン書庫 2014.7.30 環境医療 河川の癒し効果測定 都川・大野公園 キャンパス便り 2012.1.10
  • ③放射能汚染対策におけるライフセラミックス活用の研究

    ヒト個体でのSOS応答に関する研究のスタートは、放射線被曝に関する研究からです。健康診断で行われている胸部X線検査の機会を活用して、検査直後、被験者の静脈から採血し得られた血液からリンパ球を採取しての研究でした。リンパ球におけるプロテアーゼ(タンパク質分解酵素 )の活性レベルが、X線検査後、—過性に上昇することを見出したのです。他方、超音波検査後には、そのような上昇は見られませんでした。特記しておくべきこととして、1986年4月26日以降のことがあります。チェルノブイリ原発事故後、しばらくの間、100名以上の被験者の方々全てで、上昇化現象が見られていたのです。なお、そのようなリンパ球における活性化現象の謎ときには、莫大な費用と多くの人手を要します。 そして、それ以上の研究の進展はできていない状況下、2011年3月11日、福島第一原発破壊が勃発しました。広範な地域に放射性物質が降り注ぎました。そこで、水道水・河川水・土壤・農産物・漁産物における放射性物質汚染の調査と共に汚染被害に対処すべき具体的解決策の立案を必要としたのです。幸い、ゼオライトによる放射性物質吸着という情報がありました。 ゼオライトは、従来より、その高い吸着能力および陽イオン交換能力が評価されています。例えば、日本に豊富に存在する天然型ゼオライトは、汚染水の浄化剤として期待されています。また、より吸着性を高めるために、化学物質を添加した改良型の開発研究も盛んです。特に、福島第1原発破壊以来、放射性セシウムの吸着性を活用した除去剤としての活用が希求されています。 ゼオライトはライフセラミックスの原料です。天然ゼオライトでの高い吸着率が見られましたが、ライフセラミックスには、その天然ゼオライト以上の吸着力のあることを期待することとしたのです。期待どうり、ライフセラミックスには天然ゼオライトより高いセシウム137への吸着力が見られたのです。なお、吸着材として知られる活性炭では著しく低い吸着力でした。したがって、ライフセラミックスが放射性物質の吸着剤として活用されることが、期待されます。ただし、ライフセラミックスの吸着力は水溶液中で見られるものです。そこで、例えば、放射性物質が付着しているものが水溶液中にあれば、ライフセラミックスを投与するとよいと考えられます。放射能汚染が心配される食品の場合、味噌や塩麹などと併用するのも一案となるでしょう(味噌と放射線の関連は⑧を参照 して下さい)。なお、外界における土壌へのライフセラミックスの散布法では、降雨後の吸着が期待されます。 動画 掲載ページ 掲載年月日 蘇る風景2010 春の亥鼻山と千葉市内 【前編】 キャンパス便り 2010.7.23 無から有を生む生命科学探究の四十五年間—ヒトのSOS応答生理機能の創成および放射能汚染調査の残照— 生涯学習講座 2012.6.19 機能性ゼオライトによる放射線セシウム除去能力の検討 生涯学習講座 2012.10.3 原発事故による放射能汚染と対策 ※閲覧には会員用IDとパスワードが必要です。 生涯学習講座 2011.12.16 飲用水と食品における放射線レベルの簡易測定結果 ※閲覧には会員用IDとパスワードが必要です。 生涯学習講座 2011.12.16
  • ④有害化学物質対策におけるライフセラミックス効能の研究 

    ヒトSOS応答のストレス理論を構築するのに役立った実験システムの1つに、培養ヒト細胞RSaがあります。その理由は、以下の通りです。即ち、興味あることに、RSa細胞は、放射線や化学物質などのストレス要因(ストレッサー)の致死作用にある程度高感度です。もしも、細胞が超高感度ですと、死に絶えて、実験解析に供せません。したがって、あくまでも、放射線や化学物質を作用させてもある程度生き残れる細胞が必要です。致死作用に対する細胞内での応答メカニズムを解析可能とすることができる細胞が必要なのです。そのような細胞として、RSa細胞は適切なのです。放射線や化学物質がどのようにして細胞毒性を発揮するかを知るのに適しています。 探究する化学物質としては、カドミウムを用いました。カドミウムは、染料・安定剤・電池など幅広く産業界で用いられている重金属です。一方、カドミウムの毒性については、骨や関節が脆弱となるイタイイタイ病 が大きな社会問題となりました。さらに、慢性毒性では、腎障害をはじめとする様々な疾患を引き起こすこと、あるいは癌原因子であることも知られています。環境中のカドミウムは、土壌の酸化条件によりイオンとして溶出し、農作物に吸収されて蓄積されます。日本国内の土壌は大半が中性から酸性であるため、カドミウムの溶出条件に適していると考えられています。そこで、米などの食物は、カドミウムによる汚染を受けやすいことが知られています。また、一度人体に入ったカドミウムは排出されにくいと考えられており、低濃度のカドミウム暴露による健康影響が懸念されています。 カドミウムの毒性作用のメカニズムについては、活性酸素種を介した障害であるとの報告があります。活性酸素種による障害防止にライフセラミックスが役立つとの示唆をすでに得ています(⑤参照)。一方、カドミウムの致死毒性に対する防止研究には、高感受性の細胞を用いることで、解析が可能となります。そこで、RSa細胞がカドミウムに致死高感受性であることを見出し、次に、ライフセラミックスの関わりを検証しました。 RSa細胞の生存率は、培養液中の塩化カドミウム濃度(0.2~50μM)依存的な細胞致死毒性がみられました。ところが、ライフセラミックスで処理した培養条件下では、カドミウム致死毒性はみられなくなりました。カドミウムがライフセラミックスへ吸着し、細胞致死毒性を見られなくすると示唆されます。 動画 掲載ページ 掲載年月日 留学生との懇談会 —承徳医学院 視察団の来校— 国際交流 2013.3.22 無から有を生む生命科学探究の四十五年間—ヒトのSOS応答生理機能の創成および放射能汚染調査の残照— 生涯学習講座 2012.6.19 ヒトSOS応答研究基盤による健康長寿素材の開発情報(2)ライフセラミックス素材について オンライン書庫 2016.6.20
  • ⑤ライフセラミックスによる抗酸化作用の検証

    SOS応答は、様々なストレス状態に対応する生理機能です。ストレス状態をもたらす因子(ストレッサー)には、種々の障害を与えるものが存在します。酸化反応もその1つです。 即ち、酸化ストレスは、からだを構成する物質に傷をつけ、その結果、癌化や老化をもたらすと考えられています。健康障害の大きな要因と考えられています。その酸化ストレスをもたらすものとして、環境中の放射線などがあります。さらに、常日ごろの食事により、体内において活性酸素という酸化因子が発生しています。 そこで、ヒト細胞における酸化ストレス応答に対するライフセラミックス処理水の作用を、ストレス高感受性培養ヒト細胞を用いて調べました。ストレッサーとして、過酸化水素(H2O2)を用い、ライフセラミックスが抗酸化作用を有することを検証しました。過酸化水素は、細胞内でヒドロキシラジカルという活性酸素を発生させ酸化ストレスを誘導すると考えられています。 さらに、X線も酸化ストレスを誘導することが知られていることから、 X線耐性化の可能性も探求できました。 では、実験結果ですが、培養ヒト細胞において、ライフセラミックスパウダー処理水メジウムによる培養は過酸化水素に対する細胞致死抵抗性を増大化することが示されました。一方、細胞種によっては、ライフセラミックスパウダー処理水メジウムによる培養は、X線致死抵抗性もわずかに増加させることも示唆されました。したがって、ライフセラミックスには、酸化ストレスに対する防御作用がある可能性が示唆されております。   動画 掲載ページ 掲載年月日 無から有を生む生命科学探究の四十五年間—ヒトのSOS応答生理機能の創成および放射能汚染調査の残照— 生涯学習講座 2012.6.19 ライフセラミックスから学ぶ健康の泉 —放射線・生活習慣病編— ライフセラミックス処理飲用水ペットボトル オンライン書庫 2014.7.30
  • ⑥医療放射線被曝を軽減化するライフセラミックス効能の探求

    医療被曝を考える上で参考となるいくつかの点を、ヒトSOS応答研究や2011年以降の環境放射線量測定の実験経験から紹介をしておきます。 1回の被爆線量が、約5マイクロシーベルト(マイクロはミリの千分の1)とされている胸部X線検診で、私たちの血液中のリンパ球細胞におけるプロテアーゼ(タンパク質分解酵素) の活性値が変動します。この変動は、癌遺伝子変異の発生に影響を及ぼします。 一方、2011年夏頃には、千葉県船橋市内などでは、地上1mにおける1日あたりの総量が約2-3マイクロシーベルト(1年にすると0.73-1.1ミリシーベルト)でありました。2013年には、1日あたりの総量が約0.5-1マイクロシーベルト(1年にすると0.18-0.37ミリシーベルト)となっておりました。同じ測量機器による方法で、2011年夏に、1時間あたりの放射線量が約1マイクロシーベルト以上であったJR福島駅前よりは低く、福島原発破壊による影響は少なかったと考えられた山梨県増富温泉地域のレベルに酷似していました。では、人工的低線量内部被曝問題をどのように考え、私たちは健康維持策を取るかです。 培養ヒト細胞を用い、X線細胞致死感受性に及ぼすライフセラミックスパウダー処理水栄養液(メジウム)の影響を調査しております。CS(コケイン症候群患者由来)細胞を、蒸留水メジウムあるいはライフセラミックスパウダー処理水メジウムで培養した後、X線に対する致死感受性をで調べました。すると、CS細胞では、ライフセラミックスパウダー処理水メジウム培養の細胞のほうが非処理水メジウム培養の場合にくらべ、2Gy照射後の細胞生存率が高く、抵抗性が増大することが示唆されました。1Gy照射でも同様の傾向が得られました。したがって、ライフセラミックスは、ヒト細胞におけるX線耐性化に関わる可能性があります。   動画 掲載ページ 掲載年月日 無から有を生む生命科学探究の四十五年間—ヒトのSOS応答生理機能の創成および放射能汚染調査の残照— 生涯学習講座 2012.6.19 ライフセラミックスから学ぶ健康の泉 —放射線・生活習慣病編— ライフセラミックス処理飲用水ペットボトル オンライン書庫 2014.7.30 原発事故による放射能汚染と対策 ※閲覧には会員用IDとパスワードが必要です。 生涯学習講座 2011.12.16 飲用水と食品における放射線レベルの簡易測定結果 ※閲覧には会員用IDとパスワードが必要です。 生涯学習講座 2011.12.16
  • ⑦がん(癌)の発生を阻止するライフセラミックス効能の可能性に関わる研究

    環境中の化学物質には、放射線と同様に癌原因子となりうるものが存在します。そこで、放射線に対応する実験研究からスタートしたヒトSOS応答生理機能の研究では、必然的に、化学物質にも注目してきました。例えば、人口甘味料のサッカリンがヒトにおける発癌の初期過程を促進することを示唆できました。 実は、DNAを構成する分子である塩基の種類が通常と代わる「変異」という現象がありますが、癌原因子の多くは、変異原作用も有します。サッカリンに関する研究ができた最大の理由は、SOS応答の研究において、ヒトにおける変異原因子を超感度で推測できる実験システムを構築できたことです。世界に類のない実験系です。例えば、RSaと呼ぶ培養ヒト細胞を用いると、癌遺伝子のひとつで発癌の初期過程で発生するとされるK-ras における変異を検知できるようにしたのです。 そこで、サッカリン処理RSa細胞でのK-ras 変異を解析したのです。その結果、世界に先駆けて、ヒト細胞におけるサッカリンの変異原作用を立証し、ひいては、サッカリンの癌原因子作用を示唆することに成功できたのです。 ところで、長崎における原爆被爆直後に、秋月辰一郎 医師がみそ(味噌)汁の摂取を積極的に奨励したとのことです。他方、みそ汁を飲む食生活習慣の人々の方がそのような習慣のない人々より癌にかかりにくいとする疫学調査があります。そして、それら全ての検証作業を包括して、ヒトSOS応答理論により、分子生物学的 にみそ汁の対癌効能を予測できたのです。 では、味噌と同じ制癌作用をライフセラミックスは有するかです。そこで、SOS応答の機能上重要な分子の代謝に注目します。シャペロンです(②参照)。シャペロンは、タンパク質ですが、種々存在します。その中のGRP94, GRP78, HSP27 が、SOS応答上の重要な分子です。SOS応答の根幹とも言えるそれらのシャペロン分子の代謝に、ライフセラミックスが関わるとの示唆があるのです。 ライフセラミックス処理水(還元水やセラミックボール処理水)を用いた栄養液で培養したヒト細胞においては、シャペロン分子類(GRP94、GRP78、HSP27)の細胞内における量が増大するのです。また、シャペロン分子と歩調を合わせて作動する分子(Annexin II)の量も増大するのです。それら増大する分子は、細胞の内外で作用し、遺伝子である化学物質のDNAにおける構造の維持機能を調節することを示唆してきております。環境中の有害因子により誘導される変異を阻止するとの示唆です。どうやら、以上のようなメカニズムで、ライフセラミックスがヒト遺伝子における変異発生を抑制するとの推測も可能となっております。   動画 掲載ページ 掲載年月日 2010春 千葉大学・亥鼻キャンパス キャンパス便り 2010.5.26 承徳医学院との交流 国際交流 2012.8.15 留学生との懇談会 —承徳医学院 視察団の来校— 国際交流 2013.3.22 河北医科大学【1】法医系毒物学教室との日中共同研究の発展経緯および河北医科大学の風景 国際交流 2013.6.19 無から有を生む生命科学探究の四十五年間—ヒトのSOS応答生理機能の創成および放射能汚染調査の残照— 生涯学習講座 2012.6.19 味噌に関する研究 生涯学習講座 2012.6.19 ライフセラミックスから学ぶ健康の泉 —放射線・生活習慣病編— ライフセラミックス処理飲用水ペットボトル オンライン書庫 2014.7.30
  • ⑧メタボリックシンドローム改善に寄与するライフセラミックス効能に関する研究  ~脂質代謝改善の可能性~

    糖質、脂質、タンパク質という3大栄養素などの食品成分は、消化吸収されると、体内で様々な化合物へ変換されます。そして、その化合物類が相互に関連し合い種々の目的に利用されたり、貯蔵されたりします。そのような変換の過程は、代謝と呼ばれています。いわゆる健康なからだ(体)では、その代謝がバランス良く調節されると考えられます。そのバランスに乱れが生じると、種々の臓器、あるいはからだ全体に変調をきたし、ついには、病気の発症となることもあります。そのような変調がメタボリックシンドロームと称されています。ところで、ライフセラミックス効能についてはSOS応答理論に基づいて研究を進めておりますが、SOS応答が代謝に深く関わると推察されます。実際、SOS応答を担う分子類の中にシャペロンがありますが、そのシャペロンには脂質代謝に関わる役割もあるようです。 そこで、3大栄養素の中の脂質に注目し、メタボリックシンドローム対策用にライフセラミックスが利用できるかを探求しています。例えば、ヒト被験者における脂質代謝改善に関わる調査を実施しています。ライフセラミックス処理水飲用後に、血液中の総コレステロール、LDLおよび中性脂肪における濃度に低下傾向のあることが示唆されています。一方、動物(ラット)においても、ライフセラミックス投与による脂質代謝障害の改善が血液および肝臓で見出されています。3~6ヶ月間アルコール投与ラットでの肝臓組織における顕微鏡像では、脂肪蓄積が検出されますが、ライフセラミックス投与の併用では、蓄積は軽減されることが認められています。 したがって、アルコール投与による脂肪肝の発生が、ライフセラミックス投与により抑制されると考えられます。そこで、ライフセラミックス処理水飲用による脂質代謝異常の改善は、ヒトでも期待できる可能性があります。   動画 掲載ページ 掲載年月日 無から有を生む生命科学探究の四十五年間—ヒトのSOS応答生理機能の創成および放射能汚染調査の残照— 生涯学習講座 2012.6.19 ヒトSOS応答研究基盤による健康長寿素材の開発情報(2)ライフセラミックス素材について オンライン書庫 2016.6.20 ライフセラミックスから学ぶ健康の泉 —放射線・生活習慣病編— ライフセラミックス処理飲用水ペットボトル オンライン書庫 2014.7.30
  • ⑨ライフセラミックスによる腎機能改善効果の研究

    ライフセラミックスの活用の1つに飲用水への利用があります。 一方、ヒト体内に吸収される水の運命として腎臓における尿としての排出があります。したがって、ライフセラミックス水と腎機能との関連を調査することは重要です。では、腎機能を知るにはどうしたらよいかと言うと、血液中の尿素窒素やクレアチニンの濃度を指標とする方法があります。そこで、両者の基準値以上の濃度がライフセラミックス水飲用者で低下する可能性を検証中です。なお、腎機能障害は、アルコールの多量飲用後や、糖尿病、痛風などの生活習慣病において併発することがあります。その併発をライフセラミックスは予防できる可能性を有しているようです。     動画 掲載ページ 掲載年月日 無から有を生む生命科学探究の四十五年間—ヒトのSOS応答生理機能の創成および放射能汚染調査の残照— 生涯学習講座 2012.6.19 ライフセラミックスから学ぶ健康の泉 —放射線・生活習慣病編— ライフセラミックス処理飲用水ペットボトル オンライン書庫 2014.7.30
  • ⑩ライフセラミックスによる肝機能改善効果の研究

    肝機能障害がライフセラミックスにより修復されることについては、アルコール投与による肝炎の防止が、動物(ラット)において検証されております(⑪参照)。では、ヒトにおける肝機能障害に対し、ライフセラミックスは効能を有するかです。肝機能を知るには、血液中のGPT(ALT)、TTT 、ALPなどを指標とする方法があります。それらの検査値の基準値外高値がライフセラミックス水飲用後低下する可能性が示唆されつつあります。なお、お酒を飲用した直後の呼気へのアルコール排出量をライフセラミックスが増大させる可能性についても検証中です(⑪参照)。     動画 掲載ページ 掲載年月日 無から有を生む生命科学探究の四十五年間—ヒトのSOS応答生理機能の創成および放射能汚染調査の残照— 生涯学習講座 2012.6.19 ライフセラミックスから学ぶ健康の泉 —放射線・生活習慣病編— ライフセラミックス処理飲用水ペットボトル オンライン書庫 2014.7.30
  • ⑪アルコール障害に対するライフセラミックスによる防止の可能性に関わる研究

    ライフセラミックスの効能をSOS応答理論に基づく研究ストラテジーで探究していますが、そのSOS応答を担うシャペロンは、糖や脂質の代謝に関わります。例えば、GRP、即ちglucose(糖)-regulated proteinがあります。また、その他の因子も加え、SOS応答は糖代謝や脂質代謝の改善に密接に関わることが示唆されます。そこで、糖・脂質代謝障害をもたらすお酒(アルコール)の悪影響を阻止することを期待して、アルコール投与ラットにおけるライフセラミックス効能を検証しています。 ラットにアルコールを投与する直前、ライフセラミックスも投与しておくと、血液中のアルコール濃度のレベルが半減しました。なお、ヒトにおいては、アルコールの呼気排出量がライフセラミックス水飲用歴を有する人々では増加するという知見が蓄積されつつあります。 一方、アルコールによる肝機能障害をライフセラミックスが改善することも、アルコール投与1ヶ月間後や3ヶ月間後のラットで見出しております。肝機能障害の指標であるALTやASTの値の上昇が、アルコール投与とのライフセラミックス同時投与を続けると軽減化するという知見を得ています。また、アルコールによる酸化傷害に対しても、肝臓に存在する抗酸化酵素の活性化をもたらすとの知見を得ています。その結果と思われる還元化産物の肝内増量も認められています。 さらに、アルコール投与3~6ヶ月間のラットにおける脂肪肝の発生がライフセラミックス投与により抑制される知見もあります。どうやらライフセラミックスは、アルコール障害を軽減化する可能性を有しているようです。   動画 掲載ページ 掲載年月日 無から有を生む生命科学探究の四十五年間—ヒトのSOS応答生理機能の創成および放射能汚染調査の残照— 生涯学習講座 2012.6.19 ヒトSOS応答研究基盤による健康長寿素材の開発情報(2)ライフセラミックス素材について オンライン書庫 2016.6.20
  • ⑫ヒト免疫機能に関わるライフセラミックス効能研究

    ヒト個体におけるSOS応答理論 の創成作業では、きっかけとなる発見がありました。培養ヒト細胞の実験で、遺伝子の変異発生をヒトインターフェロンが抑制するとの知見です。インターフェロンは、血液中に存在するタンパク質であり、サイトカインの1種です。サイトカインは免疫に関わる機能も有することから、SOS応答理論を免疫機能にあてはめることが可能なようです。実際、抹消血液より採取する免疫担当リンパ球(T細胞やB細胞)で、ヒト個体へのストレス負荷直後、 SOS応答の初期過程におけるプロテアーゼの活性化が検出されます。 そこで、ヒト免疫機能に関わる検査として、リンパ球のサブセット検査を実施しました。T細胞やB細胞の種類をCDマーカーで選定し、選定細胞の存在率で、免疫能力バランスを推定することとしました。その結果、基準値外存在率の上昇値が基準値内の値へと下降する知見が、ライフセラミックス水の飲用者で見られました。したがって、今後も、免疫機能改善の効果に関しても、ライフセラミックス効能調査の研究推進させる必要があるようです。 動画 掲載ページ 掲載年月日 無から有を生む生命科学探究の四十五年間—ヒトのSOS応答生理機能の創成および放射能汚染調査の残照— 生涯学習講座 2012.6.19 ライフセラミックスから学ぶ健康の泉 —放射線・生活習慣病編— ライフセラミックス処理飲用水ペットボトル オンライン書庫 2014.7.30
  • ⑬ライフセラミックスによる遺伝子発現調節の可能性に関する研究

    ライフセラミックス処理水で作成した培養液で培養したヒト細胞において、通常の蒸留水で作成した培養液で培養したヒト細胞と比較し、特に高い発現上昇を認める遺伝子があります。 癌抑制遺伝子の1つとも考えられているGAS1遺伝子です。ライフセラミックス処理水により、GAS1の発現が誘導されることで、癌細胞の増殖抑制効果が期待できるかもしれません。さらに、ライフセラミックス処理水を用いての培養条件下では、ヒト細胞の増殖に関与する遺伝子における発現レベルの変動が予測され、今後更なる検討が必要です。   動画 掲載ページ 掲載年月日 無から有を生む生命科学探究の四十五年間—ヒトのSOS応答生理機能の創成および放射能汚染調査の残照— 生涯学習講座 2012.6.19 ヒトSOS応答研究基盤による健康長寿素材の開発情報(2)ライフセラミックス素材について オンライン書庫 2016.6.20 ライフセラミックスから学ぶ健康の泉 —放射線・生活習慣病編— ライフセラミックス処理飲用水ペットボトル オンライン書庫 2014.7.30
  • エピローグ~ ライフセラミックス研究の展望

    ライフセラミックスに関わる効能研究の最大の特徴は、ヒトSOS応答理論に基づく探求という理念があることです。SOS応答理論は、生理学、生化学、分子生物学、微生物学、免疫学、進化学、遺伝学、あるいは宇宙生命科学などの多種多様な学問大系を統合しての学際理論です。そして、そのSOS応答理論を検証する物質として、ライフセラミックスは 有要となりつつあります。ライフセラミックスの想像を超える多面的な作用が発見されてきているからです。 なお、SOS応答理論は、ヒトの命を守ることのみならず、危機管理社会システムあるいは宇宙環境をも見据えるものです。具体的には、例えば、ストレス緩和効果のあるライフセラミックス処理水は長時間の保存が可能ですので、災害時の活用飲用水としての価値があります。このことからもSOS応答理論が明らかにしているストレス緩和と危機管理の一体化に適合する素材として、ライフセラミックスは該当すると考えられるのです。 したがって、ライフセラミックス効能に関する深遠なる研究の社会的展開、あるいは人類の未来の糧としても期待されます。 いずれにせよ、健康食品を保証するための理念が大切なのです。生命科学のみならず社会科学などのあらゆる科学を抱合させての理念に基づく検証作業を必要とするのです。日本で、そして世界で、「これこそ、健康維持に有要な素材です」と称されるべきものは、基盤となる理念なくしては言えない、ということを強調できる社会となることを願う次第です。 動画 掲載ページ 掲載年月日 2010春 千葉大学・亥鼻キャンパス キャンパス便り 2010.5.26 蘇る風景2010 春の亥鼻山と千葉市内 【前編】 キャンパス便り 2010.7.23 無から有を生む生命科学探究の四十五年間—ヒトのSOS応答生理機能の創成および放射能汚染調査の残照— 生涯学習講座 2012.6.19 講演1:生体と水 〜被災者に対する健康管理の視点から〜 生涯学習講座 2011.12.6 報道から考える放射線汚染問題 オンライン書庫 2012.1.10

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